
沖縄は高温多湿の亜熱帯気候で、四季の変化があまりなく、冬でも比較的温かい気候です。国内ですし、持ち物に関しては現地でも調達できるのでそれほど心配は要りませんが、普段自分が使い慣れた物を持参した方がなにかと安心です。
特に竹富島や西表島など小さな離島に行く際には、店の品揃えはあまり充実していませんので注意が必要です。ここでは沖縄旅行に役立つ持ち物5つを紹介します。
日焼け対策グッズ
沖縄の陽射しは離島へ行けば行くほど、強くなります。その陽射しが白い砂浜に反射されると、照り返しで余計に日焼けします。酷い場合には皮膚が赤くだたれたり、水ぶくれができたりと火傷に似た症状が出ます。沖縄では日焼け対策をすることが大切で、冬でも油断はできません。
日焼け止めクリームは最低でもSPF50のものを使用し、こまめに塗るようにします。ビーチに行く際には水に濡れても効果が持続できるウォータープルーフタイプを選びましょう。男性は普段塗る習慣がなく、塗るのを怠りがちですので要注意です。
帽子はつばの広い耳も首も隠れるものがおすすめです。頭は1番紫外線が当たるので、必ず守りましょう。普通のキャップタイプは耳が出ており、横からの紫外線には対応できませんので、注意してください。日傘もおすすめです。
晴雨兼用の傘であれば、突然の雨にも対応できて便利でしょう。沖縄は天気予報では晴れと出ていても、急に雨が降ることがよくあります。長時間ビーチにいる予定の方は、パラソルを使用して身体を適宜休ませましょう。大きなビーチでは、貸し出しも行なっているので是非利用しましょう。
また服装は半袖よりも長袖の方が便利です。現地の方は、皮膚を守るために長袖を着用している方が多いです。首もうっかり日焼けしてしまうのでUV効果のあるショールを巻くか、襟のある服装が望ましいでしょう。サングラスも忘れてはいけません。
沖縄では緑内障にかかる人の割合が高く、それほど紫外線が目に与えるダメージは大きいのです。短時間でも目はダメージを受けると危険です。ビーチにいる時や運転をするときは特にサングラスの着用を忘れないでください。
羽織りもの
カーディガンやパーカーなど何か1つでも羽織れるものがあると安心です。移動中の飛行機やタクシーの中、ショッピングモール、ホテル、レストランなどはエアコンが思ったより効いており長時間いると身体が冷えてきます。
外との温度差が激しいので体調も崩しやすいのです。また沖縄の天候は変わりやすく、突然の雨に見舞われることが度々あります。天気予報はあまり当てになりませんので注意しましょう。沖縄旅行では、エアコンの効きすぎや天候の変化で体調を崩す方がとても多いので、防寒には気を配りましょう。
冬でも温暖な気候ではありますが、海からの風が強く体感温度はかなり低く感じられますので、油断しないようにしましょう。冬はウインドブレーカーなどの風除けにもなる薄手の防寒ジャケットやパーカーがあると重宝します。
ビーチに行く予定のある方は、ラッシュガードがあれば便利でしょう。ラッシュガードはポリエステルなどの生地でできており丈夫で、UV効果も高いことから「着る日焼け止め」とも言われています。パーカータイプであれば、海以外でも着られますので便利です。
ラッシュガードはもちろん、そのまま着用したまま海に入ることができます。速乾性があり、海から出た後に身体を冷やさないためにも一枚持っておくといいでしょう。
虫除けスプレー
亜熱帯気候である沖縄では、蚊の発生率が非常に高く、冬でも刺されますので注意が必要です。沖縄は外国人観光客も多く、蚊を媒体とするジカ熱やデング熱などの感染症が外から持ち込まれる可能性が高くなっています。これらは重症化すると死に至ることもある怖い感染症です。
とにかく肌は露出せず、蚊には刺されないようにすることです。特に小さなお子様連れの方や妊婦さんは要注意です。ホテルの売店でも購入可能ですが、普段自分が使い慣れているものの方がなにかと安心でしょう。また離島で民宿などに宿泊する際は、部屋の蚊除け対策も忘れずに行いましょう。
マリンシューズ

マリンシューズは、アクアシューズやウォーターシューズとも言われ、速乾性があり履いたまま水の中に入れるシューズです。ビーチサンダルも楽ですが、すぐに脱げてしまいますし、岩や砂浜で怪我をする恐れもあります。
その点、マリンシューズは、足全体を覆っているので怪我のリスクが減りますし、足裏は滑り止めがついているので転倒防止にもなります。小さなお子様連れの方はマリンシューズを履かせた方が安心できます。海に潜る方は、そのまま足フィレを装着することもできて便利です。
またすぐに乾くので、そのまま宿泊先に戻ることができますし、レンタカーであれば、そのまま運転もできます。旅行中に身軽でいたい方は、このマリンシューズのみで過ごす方もいるほどです。
何より旅行中に足を怪我してしまうと楽しみも半減してしまいますので、ビーチへ行く予定のある方は是非持っていくことをおすすめします。
運転免許証

那覇などの市内を観光するだけなら別ですが、市内から離れて海を観に行ったり、離島に行く方は、運転免許証を持って行ってレンタカーを利用した方が沖縄をより満喫することができるでしょう。バスがある地域もありますが、地元の方の生活に合った路線になっており、観光客向けではありませんし、目的地に行くまでに相当な時間を要します。
レンタカーを借りて、気ままに旅をした方がなにかと便利です。ガイドブックや地元の方のおすすめのレストランや定食屋などは車でないといけないところがほとんどです。知らない土地での運転に不安があるかもしれませんが、離島ではわりとゆったりと運転できるので初心者でも安心です。
普段から運転している方は、まず問題はありません。注意するとしたら、突然飛び出してくるかもしれない野生動物でしょう。また運転中に綺麗な海などの絶景スポットが見えてきたら、好きな場所に車を停めて好きなだけ眺めることができます。
観光バスでは味わえない自由さがあります。青く美しい海や砂浜をボーッと眺めるのが沖縄旅行の醍醐味と言っても過言ではありません。自分でカスタマイズできた方が、よりリラックスして美しい沖縄を楽しめるのではないでしょうか。